ジュエリーの修理例の紹介 その4   佐々木貴金属工芸

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修理例の紹介 その4

修理例の一部を作業写真付きで紹介します。

タブで修理前、修理中、修理後と切り替えてご覧ください。
一部画像が拡大できます。

修理前 

大粒ダイヤ入り高級メンズブレスレット修理

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18金の本体にプラチナのプレートが入り、大粒のダイヤが入った高級メンズブレスレットです。
ネットを通じ徳島県の方から依頼されました。直してくれる所が無かったようです。
使用によりすり減り2ヶ所切れています。
また長いので2コマ減らして欲しいとの事でした。



修理中 

大粒ダイヤ入り高級メンズブレスレット修理

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まずは切れた部分のピンのロー付け部分をドリルで削り取り外します。
切れた部分に18金を共付けして盛り上げて直します。
直していく中で全てのピンがすり減ってしまっている事に気付き、お客様と相談の上で切れてない所も全てバラバラにして新品のように直す事になりました。
とても大変で作業工程が多い為、全部を説明するのは難しいです。
写真でピンのすり減り具合も判って貰えると思います。
バラバラにしてまた新しいピンで組み立て綺麗に磨きました。
ダイヤが留まったまま沢山ロー付けしなくてはいけないのでとても気を使いました。





修理後 

大粒ダイヤ入り高級メンズブレスレット修理

修理画像修理画像修理画像クリックで拡大


新品のように出来上がりました。
最後の写真をクリックすると全体像が見れます。
実はこのブレスレット、私が最初に就職した会社で製作していた物だと思われます。
荷物を開けたとき驚きました。20年近く経ち再会するとは不思議なものですね。
どのように造られているかを知っていたのでうまく直せたのだと思います。









修理前 

切れたプラチナ ダイヤペンダントネックレス修理

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プラチナのダイヤ入りペンダントネックレスです。
切れたベネチアンのチェーンを修理します。



修理中 

切れたプラチナ ダイヤペンダントネックレス修理

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切れた部分の隣のコマにローが流れない様に保護してロー付けします。
うまく付きました。





修理後 

切れたプラチナ ダイヤペンダントネックレス修理

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軽く光らせて出来上がりです。








修理前 

PT900 結婚指輪のサイズ直し

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プラチナの結婚指輪です。
長年の使用で模様がすり減っています。
サイズをアップさせます。



修理中 

PT900 結婚指輪のサイズ直し

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ロー目を探すと刻印と刻印のわずかな隙間にありました。
刻印が消えないように糸鋸で切断。
サイズを大きくする分の地金を挟みロー付け。
日付やイニシャル等の刻印にローが流れないように保護します。
ロー付け終了後はサイズを出し形を整え磨きます。
ヘラをかけキズを潰して消し、地金も締めます。
表面の模様は出来るだけ残してキズだけ消します。




修理後 

PT900 結婚指輪のサイズ直し

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綺麗に出来上がりました。
模様もうまく残せたと思います。






修理前 

プラチナ 結婚指輪のサイズ直し

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プラチナの結婚指輪です。
サイズをアップさせます。



修理中 

プラチナ 結婚指輪のサイズ直し

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刻印が切れない部分を探して糸鋸で切ります。
サイズを大きくする分の地金を挟みロー付け。
日付やイニシャル等の刻印にローが流れないように保護します。
ロー付け終了後はサイズを出し形を整え磨きます。
ロータリーヘラを使い中も外もキズを潰して消し、火を当てて柔らかくなった地金も締めます。
溝の中も含め仕上げます。




修理後 

プラチナ 結婚指輪のサイズ直し

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綺麗に出来上がりました。
良いツヤが出てると思います。






修理前 

PT900 ダイヤメンズリングの新品仕上げ

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大きなプラチナのメンズリングです。
大粒ダイヤの周りには梨地が入っているようです。
内面も含め全体的にキズが多いです。



修理中 

PT900 ダイヤメンズリングの新品仕上げ

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心金にいれ真円を出します。
ロータリーヘラを数種類使い中も外も全てキズを潰して消します。
全面を綺麗に磨きます。
仕上がった品物にマスキングをしてホーニング(梨地)をかけます。



修理後 

PT900 ダイヤメンズリングの新品仕上げ

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綺麗に出来上がりました。
腕の上も内面もぴかぴかに成りました。






修理前 

K18 ダイヤリングのサイズ直し

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18金のダイヤ入りの指輪。
サイズを大きくします。
裏抜きが深いので、ひび割れない様に気をつけます。



修理中 

K18 ダイヤリングのサイズ直し

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軽く火であぶりロー目を確認。写真で見えますでしょうか?
ロー目部分を糸鋸で切ります。サイズを大きくする分だけ地金を挟んでロー付け。
裏抜きにより指輪が箱型になっているとサイズ直しが難しいです。
金は割れてしまうことも良く有ります。



修理後 

K18 ダイヤリングのサイズ直し

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綺麗に磨いて出来上がりました。
割れることも無く無事終了です。





修理前 

PT900 オパールのリングサイズ直し

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綺麗な青色のオパールの指輪。
サイズを大きくします。
オパールはとても弱く今回の指輪は特に大きく裏抜きしてある為注意が必要です。
石の周りに沢山のもキズが見えます。






修理中 

PT900 オパールのリングサイズ直し

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糸鋸で腕を切ります。
裏抜きにより指輪が箱型になっている上にとても弱い石なので真円には出来ません。
大幅に伸ばすので楕円形に近くなります。
サイズアップさせる分の地金を挟んでロー付け。形を整えて綺麗に磨きます。


修理後 

PT900 オパールのリングサイズ直し

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出来上がりました。
オパールという石の為、普段より温度の低いローも使いました。
メッキをかける事も出来ないのでロー目が少し見えます。





修理前 

シルバーと18金のクロスのペンダントの新品仕上げ

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シルバーと18金のクロスのペンダントです。
大分変色しているので綺麗にしたいとの事でした。
十字架の中に溝が2本あり、18金のパーツも溝があり、綺麗に仕上げるのは結構大変です。
シルバーのチェーンなのに何故か真鍮の引き輪が付いてました。
他の店で修理してもらったときに交換されたそうです。







修理後 

シルバーと18金のクロスのペンダントの新品仕上げ

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綺麗に出来上がりました。
裏面も平らに染みも綺麗に消えました。






修理中 

K18 2面喜平ブレスレットを短く修理

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18金の2面喜平のブレスレットです。
20cm以上あり女性では腕から抜けてしまう為、短くしたいとの事でした。

金具の脇のコマのロー目を確認して糸鋸で短くする分だけ切断。
元のように組み立ててロー付け。




修理後 

K18 2面喜平ブレスレットを短く修理

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綺麗に磨いて出来上がりです。
切り取ったコマは返却します。





修理前 

PT900ダイヤ立爪リングを低く造り替え

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こちらの品物は修理と言うよりはリフォームでしょうか。
大粒ダイヤの立爪リングです。
昔のとても高さのあるデザインの為、低く造り替えたいとの事でした。
既存の枠を切断して低くする事になりました。






修理中 

PT900ダイヤ立爪リングを低く造り替え

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まずは糸鋸で爪に切り込みを入れてダイヤを外します。
更に石枠を切断し低くします。
枠を広げ、石枠の内側に座を造ります。出来るだけダイヤが低くなる様に調節します。
一度枠周辺を綺麗に磨いて石留めします。
形を整え全体を磨きます。



修理後 

PT900ダイヤ立爪リングを低く造り替え

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綺麗に出来上がりました。
ダイヤは低く、爪は小さめで角を無くし引っ掛からない様にしました。
裏抜きしてある製品の為、石枠の下のほうを細くする事は出来ませんでした。
同じ品物とは思えない位変わった様に思います。





修理前 

PT900ダイヤリングサイズ直し

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ダイヤが沢山留まっているプラチナの指輪です。
大分キズや汚れも付いています。
サイズを大きく直します。






修理中 

PT900ダイヤリングサイズ直し

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ロー付けの跡を確認して糸鋸で切断。サイズアップさせる分の地金を挟んでロー付け。
ロー付け後はサイズを出しやすりをかけ形を整え、全体をきれいに磨きます。



修理後 

PT900ダイヤリングサイズ直し

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出来上がりました。
全体が新品に近い状態に戻りました。





修理前 

サファイヤ ダイヤダブル取り巻きリングサイズ直し

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サファイヤの周りに2重にダイヤが取り巻いてあるプラチナの指輪です。
爪が浮いて石がぐらついています。
サイズを大きくします。






修理中 

サファイヤ ダイヤダブル取り巻きリングサイズ直し

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まずは石を留めなおします。浮いてる爪をしっかり倒し、布とかが引っ掛らない様にします。
ロー付けの跡を確認して糸鋸で切断。サイズアップさせる分の地金を挟んでロー付け。
ロー付け後はサイズを出しやすりをかけ形を整え、全体をきれいに磨きます。



修理後 

サファイヤ ダイヤダブル取り巻きリングサイズ直し

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出来上がりました。
腕も輝いています。





修理前 

PT900 ダイヤリングサイズ直し修理

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沢山のダイヤが留まったダイヤの指輪のサイズ直しです。
四角いテーパーダイヤがレール留めで留まっています。
伸ばすときに石が割れないか心配があります。






修理中 

PT900 ダイヤリングサイズ直し修理

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糸鋸で切断。サイズアップさせる分の地金を挟んでロー付け。
腕より少し太い物を使うのがポイントです。
ロー付け後はサイズを出し形を整え、ヘラでキズを潰して全体をきれいに磨きます。



修理後 

PT900 ダイヤリングサイズ直し修理

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ダイヤには影響なく出来上がりました。
腕もきれいに輝いています。





修理前 

PT850 2.30ct ダイヤテニスブレスレット修理

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2.3カラットのダイヤ入りプラチナテニスブレスレット。
金具のバネが効かなくなってカチッとはまらず抜けてしまうようです。




修理中 

PT850 2.30ct ダイヤテニスブレスレット修理

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バネが閉じたままになっています。
隙間を広げます。
バネの部分にヘラ掛けして地金を締め、押してもちゃんと戻るように調節します。
全体を綺麗に磨きます。


修理後 

PT850 2.30ct ダイヤテニスブレスレット修理

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出来上がりました。
輝きも取り戻して光っています。





修理料金の目安

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指輪サイズ直し 2,000円~ 
サイズを大きくする場合、1番につき500円UP
※指輪のデザイン・腕の太さ・幅により変わります。
※サイズを小さくする時、切った部分は粉塵になる為ほとんどの場合返却できません。


ネックレス修理 1,000円~

ピアス修理 1,000円~

新品仕上げ 1,000円~

※どのような品物でもご相談に応じます、まずはご連絡ください。(貴金属ではない物など、材質や形状によりお受けできない物もあります。)
※お客様からオーダーいただいた商品の写真は当ホームページで利用させていただくことがあります、あらかじめご了承ください。