修理例の紹介 その4
修理例の一部を作業写真付きで紹介します。
タブで修理前、修理中、修理後と切り替えてご覧ください。
一部画像が拡大できます。
修理前
大粒ダイヤ入り高級メンズブレスレット修理
18金の本体にプラチナのプレートが入り、大粒のダイヤが入った高級メンズブレスレットです。
ネットを通じ徳島県の方から依頼されました。直してくれる所が無かったようです。
使用によりすり減り2ヶ所切れています。
また長いので2コマ減らして欲しいとの事でした。
修理中
大粒ダイヤ入り高級メンズブレスレット修理
まずは切れた部分のピンのロー付け部分をドリルで削り取り外します。
切れた部分に18金を共付けして盛り上げて直します。
直していく中で全てのピンがすり減ってしまっている事に気付き、お客様と相談の上で切れてない所も全てバラバラにして新品のように直す事になりました。
とても大変で作業工程が多い為、全部を説明するのは難しいです。
写真でピンのすり減り具合も判って貰えると思います。
バラバラにしてまた新しいピンで組み立て綺麗に磨きました。
ダイヤが留まったまま沢山ロー付けしなくてはいけないのでとても気を使いました。
修理後
修理前
PT900 結婚指輪のサイズ直し
プラチナの結婚指輪です。
長年の使用で模様がすり減っています。
サイズをアップさせます。
修理中
PT900 結婚指輪のサイズ直し
ロー目を探すと刻印と刻印のわずかな隙間にありました。
刻印が消えないように糸鋸で切断。
サイズを大きくする分の地金を挟みロー付け。
日付やイニシャル等の刻印にローが流れないように保護します。
ロー付け終了後はサイズを出し形を整え磨きます。
ヘラをかけキズを潰して消し、地金も締めます。
表面の模様は出来るだけ残してキズだけ消します。
修理後
修理前
PT900 オパールのリングサイズ直し
綺麗な青色のオパールの指輪。
サイズを大きくします。
オパールはとても弱く今回の指輪は特に大きく裏抜きしてある為注意が必要です。
石の周りに沢山のもキズが見えます。
修理中
PT900 オパールのリングサイズ直し
糸鋸で腕を切ります。
裏抜きにより指輪が箱型になっている上にとても弱い石なので真円には出来ません。
大幅に伸ばすので楕円形に近くなります。
サイズアップさせる分の地金を挟んでロー付け。形を整えて綺麗に磨きます。
修理後
修理前
PT900ダイヤ立爪リングを低く造り替え
こちらの品物は修理と言うよりはリフォームでしょうか。
大粒ダイヤの立爪リングです。
昔のとても高さのあるデザインの為、低く造り替えたいとの事でした。
既存の枠を切断して低くする事になりました。
修理中
PT900ダイヤ立爪リングを低く造り替え
まずは糸鋸で爪に切り込みを入れてダイヤを外します。
更に石枠を切断し低くします。
枠を広げ、石枠の内側に座を造ります。出来るだけダイヤが低くなる様に調節します。
一度枠周辺を綺麗に磨いて石留めします。
形を整え全体を磨きます。
修理後
修理料金の目安
指輪サイズ直し 2,000円~
サイズを大きくする場合、1番につき500円UP
※指輪のデザイン・腕の太さ・幅により変わります。
※サイズを小さくする時、切った部分は粉塵になる為ほとんどの場合返却できません。
ネックレス修理 1,000円~
ピアス修理 1,000円~
新品仕上げ 1,000円~
※どのような品物でもご相談に応じます、まずはご連絡ください。(貴金属ではない物など、材質や形状によりお受けできない物もあります。)
※お客様からオーダーいただいた商品の写真は当ホームページで利用させていただくことがあります、あらかじめご了承ください。